2010年7月17日-ヴェネツィアの運河はボートパーティーで埋め尽くされます
従来のイベントには新たな世代のパーティーと伝統的なものとがあります。また、工夫された興味深いものから退屈なものまで様々あります。全ての伝統的なイベントが現代のパーティーに求められている要素を満たすわけではなく、とりわけ若者は口を揃えていいます、「あぁ、ずっと昔の、おじいさんの世代の話だと思うけど…」。
しかし、ヴェネツィアはそうではありません。毎年7月の第3土曜日に盛大なお祭りがあり、世代の枠を超えてヴェネツィアの全住民、またヴェネツィアを訪れている人々も同様に、が一斉にこの祭りを楽しむのです。このレデントーレ祭の起源は1577年にまでさかのぼります。この年はヴェネツィアで伝染病が広がり、5万人の死者を出したという最後の年だといわれています。
この奇跡を祝うために、ヴェネツィアはサンマルコ広場の向かいのジュデッカ島に教会を建造することを決めました。建築家はアンドレア・パッラーディオで、完成まで15年を要したと言われています。
このレデントーレ祭は地元ではかのヴェネツィアのカーニバルよりも重んじられているイベントです。ヴェネツィア本土とジュデッカ島を結ぶ木製の橋は何と運河に浮かぶボートの上に建てられた即席の橋であり、祭りの2日前に建て始められます。そして、レデントーレ祭の夜には花火が一斉に打ち上げられ、一時間あまりの間ヴェネツィアの夜空は美しい花火に覆い尽くされるのです。
そして、このレデントーレにあなたはどのように参加できるでしょうか?様々なオプションがありますが、例えば街を散歩しながら見物、デコレーションに埋め尽くされたレストランにてパーティーに参加する、ジュデッカ島の運河のほとりに座って花火を見物、どれも素晴らしいでしょう。しかし、もしあなたがうまく時間を合わせ準備するなら、運河に浮かぶボートの上でのパーティーにも参加することができるでしょう!様々な形やサイズのボートがサンマルコとジュデッカを結ぶ間を埋め尽くし、食べて飲んで踊り楽しむことができます。ボートとボートはぎっしりと埋め尽くされくっ付いているので、簡単に間を渡ることができます。
7月のヴェネツィアは一年を通しても最高のシーズンであり、レデントーレに参加できる最大のチャンスでもあります。今すぐヴェネツィアに来て伝統的な夏の祭りに参加しよう!